日系企業のLA進出:拠点設立と商業リースの基本(NNNリースとは)
更新日:10月12日
ロサンゼルスは北米でも有数の日系企業集積地です。現地法人の設立や支店開設にあたって、避けて通れないのがオフィスや店舗、倉庫の商業リース契約です。日本の賃貸借契約とは発想が大きく異なるため、本記事では最低限押さえるべき基礎知識を整理します。
NNNリース(トリプルネット)とは
米国の商業リースで最も一般的な形態がNNN(トリプルネット)リースです。テナントは基本賃料(Base Rent)に加えて、固定資産税・建物保険・共用部分の維持費(CAM)の3つを負担します。つまり広告に「$2.50/sqft」とあっても、NNN費用が別途$0.50〜$1.00/sqft程度上乗せされるのが普通です。比較検討の際は必ず「実質総額(Gross)」で揃えて計算しましょう。
日本の契約との主な違い
第一に契約期間。米国の商業リースは3〜10年の長期契約が基本で、中途解約は原則できません。第二に保証。設立間もない現地法人の場合、親会社保証や追加デポジットを求められることが一般的です。第三に原状回復と改装(TI: Tenant Improvement)。内装工事の費用負担をオーナー側と交渉できる余地があり、市況によってはフリーレント(賃料免除期間)を引き出せることもあります。ここはブローカーの交渉力が直接コストに効く部分です。
拠点選び:トーランス・サウスベイという選択肢
日系企業の初期拠点としては、日系コミュニティと空港・港湾へのアクセスに優れたトーランス・ガーデナ周辺が依然として有力です。小規模オフィスなら月数千ドル台から選択肢があり、駐在員の住宅手配とセットで立ち上げられるのも利点です。物流拠点の場合はロングビーチ・LA港への近接性からサウスベイ南部〜カーソン方面も候補になります。
まとめ
商業リースは一度締結すると長期間の固定費を拘束する契約です。契約前の条件交渉とデューデリジェンスが成否を分けます。Blue Current Estatesは、日系企業のロサンゼルス進出を物件選定・リース交渉・駐在員住宅の手配まで日本語でワンストップ支援しています。初期相談は無料ですので、お気軽にご連絡ください。
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